趣味ファイナンシャルプランナーが家活女子(245万円)の可能な借入金を真剣に考えてみた

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こんにちは、カマカマです。
 
最近、CMで「家活女子」なるものを見たんです。
あぁ、こうやって新たな顧客を捕まえて行くんだなーと思って見ていました。
 
最初は「ふーん」と思って見てたんですが、何回か目にするうちにモデルケースのほうが気になりまして。
 
 
28歳(独身)
 

年収245万円

 
 
どちらかといえばそちらの方に衝撃。
 
 年収245万円でマンションを買う…。
 
果たして現実でそのようなことが可能なのかどうか。(CMしてるんで可能なんでしょうけど)
 
私、ファイナンシャルプランナーを持ってますので、真剣に資金繰りについて考えてみました。
 
 

今回のモデルケース

 
 
今回モデルケースとして 年収245万円
 
つまり月の手取りが 17万円
 
ボーナスが夏冬 各17万円
 
残業なし
 
こういう形になると思います。
 
ただ年収ですので、ここから手取りまで計算しないといけません。
 

所得税

 まず所得税から計算していきます 。
 
年収245万円の場合
 
245万円 - 38万円(基礎控除) - 245万円×30%+18万円(給与所得控除)
 
=115.5万円
 
これが課税対象です。
 

基礎控除とは

一律38万円、税金の計算から除外してくれます。来年から48万円になる予定です。
 

給与所得控除とは

給与所得者の経費のようなものです。仕事のものを買っても確定申告するわけではないのである一定を経費と認めて税金の計算から除外してくれます。

来年から10万減る予定です。基礎控除と合わせて差し引きゼロです。

 

大体使うのはこのあたりの金額かと思います。

 

180万円超〜360万円以下

収入金額 × 30% + 18万円


360万円超〜660万円以下

収入金額 × 20% + 54万円

 
ここから税金を計算すると 115.5万円×5%  = 57,750円 となります。
 

住民税

次に住民税を計算していきます。
 
年収245万円の場合
 
245万円 - 33万円(基礎控除) - 245万円×30%+18万円(給与所得控除) - 367,000円(社会保障料) = 838,000円
 
社会保障料は複数ありますので(健康保険・厚生保険・雇用保険など)今回は割愛。
 
ここから税金を計算すると 83.8万円×10%  = 83,800円 
 
83,800円-2500円(調整控除) = 81,300円 となります。
 

調整控除とは

 所得税と比べて、控除の額が少なくなっているためその分を調整する金額となります。
 
独身だと最低 5万円(所得税の基礎控除から住民税の基礎控除を引いた額)×5%=2,500円 
 

社会保障もろもろ

最後に、社会保障について計算していきます 
 
年収245万円の場合
 
367,000円
 
 こいつが一番高い。
 

結果発表

 245万円 - 57,500円(所得税) - 81,300円(住民税) - 367,000円(社会保障)
= 1,944,200円
 
手取りが およそ194万円となります。
 
この 25%程度が借入の限界と言われますので、ローンにあてるとするとおおよそ 48万円程度となります。
 
ではこのぐらいの返済で 月の返済と借入の最大がいくらになるのか 計算すると
 

フラット35の場合

 
1380万円までが25%に当たります。
 
ただーし!借入は9割までという制限を適応して(あくまでフラットのみ)、1380万円
 
153万円の頭金が必要です。
 

変動金利の場合

最安の金利0.585%で考えますと、こちらも借入の総額としては1550万円
 
40年ローンで考えるともう少し増やせるかなといったところです。
 
実際は年収は増えるものですので、もう少しプランを練って借りてもいいのかもしれませんが。
 
 
これで 新築マンションが買えるかどうか…。
 
それはどうぞ広告、チラシを見てお考えください。