【映画レビュー】アウトレイジ最終章は現代社会そのものだ【ネタバレ注意】

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こんにちは、カマカマ(@ka_maka_ma)です。

先日、アウトレイジを見に言ってきました。

outrage-movie.jp

内容も素晴らしかったですが、ストーリーそのものが現代社会にあてはまるなーと思った次第です。

ここからはネタバレを含むので見てない人は見ない方がいいかもです。

あと、ビヨンドは絶対見てないと分からないと思います!見た方がいいよ!

見て思った率直な感想

とりあえず見て思ったのが、西野(西田敏行さん)のさんざんカットされたギャグの中で生き残った

迷惑もハローワークもあるかい!

これに尽きる!以上!

…と言いたいところですが、今回の3作目は全員暴走と書いているのでドンパチを期待すると思いますが、

ストーリー性が重視された映画だなと思いました。北野武監督らしさが感じられるような作品ですね。

あと、中田(塩見三省さん)が病気の影響で印象が全く違うものとなっていますが、ドスの効いた演技の時はやはり圧巻でした。

今回、話の中心は花菱会の内部抗争が中心となっています。

婿養子で来た素人が会長に就任し、古参の幹部はよく思っていない状況の中

花田(ピエール瀧さん)のミスを口実にはむかう部下を消したい会長

会長を追いやりたい幹部との内部での戦いなのですが…じーっとみてると現代社会でもこんなのあるなーと思いました。

北野武監督がそういえば言っていた

シューイチのインタビューで言っていたのですが、

「銃を持たないだけでだましあいというのは社会の中であること。それを風刺した映画…って宣伝で言っといて」って言ってました。

確かに考えてみれば

  • 一族企業で婿養子が突然社長

  • 古参でいる生え抜き幹部はよく思わない

  • どんな手段を使っても上に上がるために行動を起こす中間管理職

  • 部下のミスを上に言わず内々でもみ消そうとする行動

  • 他部署の部下でも役に立ちそうと思ったらうまく使って自分の利益にしようとする上司

  • 社長が気に入らない部下は下を使って追いやる

などなど、あげればキリがない。でも、こういうことって多かれ少なかれあるなと感じました。

それを「正義(仁義)」というもので成敗していく。そういったところに引き込まれるのかなと思いました。

とりあえず今作は、最終章というのにふさわしい作品になっています。見に行って損しません!

そういった部分も踏まえてみると、きっとより深い感じで見ることができるのでは?